レポート
御主人の故郷であるギリシャの建物に、奥様お気に入りのアジアンティストのインテリアを加えた住まい造りがテーマでした。窓、内・外部の扉、システムキッチン、洗面台、床材等の大理石はすべてギリシャより輸入したものです。
外観は、シンプル且つ重厚さを出す為、外壁は2×6材を使用し、通気層及び仕上材を含めた壁厚が20センチとし、窓は約10センチ外壁よりへこませて取付けました。
1階の天井高は3メートル、2階は2.44メートル、全館空調となっており大変居心地の良いお住まいに仕上がりました。
そしてなにより、家具、カーテン、調度品を含めたインテリアは、ヨーロッパ的な感覚とアジアの感覚を上手にミックスされており、奥様のセンスの良さがうかがわれ、訪ねられる方々が皆、賞賛の声をあげられます。
シンプルな外観で、ギリシャより輸入した窓が外壁外面より後退させ、付けてあります。このギリシャ製の窓には、シャッターが着いています。
バックヤードで大勢が集まり大好きなバーベキューパーティーが催せるよう居間に大きなパティオドアをつけました。
浴室や、キッチンを明るくする為、ガラスブロックを組込みました。
重厚な玄関扉を開くとご主人の母国であるギリシャ産の大理石がふんだんに使われた床が目に入ります。
右側にある造りつけの収納家具の下部分に空間を取り、床を照らす照明を組込むことで、より一層、大理石の美しさが際立って見えます。
玄関ホールより、シュークロークへつながります。履物はもちろんの事、コート、遊戯道具、何でも収納できる大型のものです。左端の一部大型の鏡をつけた収納扉は、身だしなみを整える為にも大変便利です。
又、防犯のことを考え安心のガラスブロックを明り取りに採用しています。
玄関ホールより、シュークロークへつながります。玄関からホール、リビングへは扉で遮閉されることなく、広々とした空間で繋がっていますが、玄関から直接見られないように工夫されています。
南側のテラスは大きなパティオドアで仕切られており、開いた時に中柱を残さないこのドアは、多人数のパーティ時にはより効果を発揮します。
一部、空調ダクトを天井に造らねばならぬことから間接照明のBOXを組込み、天井にアクセントをつけました。
リビングよりつながるテラス。
ヨーロッパの香りが漂うギリシャ製のシステムキッチン。扉を設けない事や、下り壁をなるべく作らない事でリビングとのつながりにより開放感を出しています。又、南面(画面左側)は、ガラスブロックの光の壁です。
キッチンからつながるオープンな食堂。高さ約6メートルの吹き抜けで、南面は天井近く迄伸び上がるガラス窓が設けられ明るい空間です。
壁をアクセントカラーに透明感のある赤で仕上げました。一般の塗料では、発色せず特注色です。
インテリアとして大変重要な効果をもたらしており、施主様のセンスを感じさせる空間です。
鏡のついた壁は、黒に近いグレーのペンキ仕上げ。カウンターは、天然大理石。シックで、上質感のある洗面に仕上がりました。
手すりは、ロートアイアン。段板は、カリン材。
天窓より明かりを取り入れ、白い壁、天井と木のコントラストが美しい空間。手すりは、重厚さを出す為、曲面を作ったり、手すり上部に段を付けたりして陰影を意識して造りました。
落ち着いた、空間です。床はカリン材、天井・壁はペンキ仕上げ。左側は、バルコニーへとつながります。
マスターベットルーム専用の設備として造られています。ジャクジー付の大型浴槽。シャワーコーナー。洗面、トイレを備えています。防音の床を工夫した為、ジャクジーを使用していても、階下へは音響を伝えません。
バスタブ側面の壁は、ガラスブロック。
個室とは別に作られた遊び部屋、お嬢様に対する愛情が感じられる奥様のインテリアセンスです。とても小屋裏とは思えない開放的で楽しいお部屋になりました。もちろん、お嬢様やお友達にも大好評だそうです。
