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レポート

2011.06.21
ドンナハウスはこんな会社です。(2003年9月)

輸入住宅階段 エントランス「話題の住宅紹介」のI様に限ったことでなく「こんな会社で大丈夫?」という当社への第一印象は、初めて社を訪れたときのほとんどのお客様がもたれる共通の印象らしいのです。何千、何億という大金をかけるお話を進めていく上で、これは考えなければいけない事だと、私達も常々感じております。実を言うと先月号のY様、先々月号のS様、先先々月号のM様も皆様最初の印象は同じだったと聞いております。
その主な理由は展示場が無い、事務所が小さい、営業マンらしい人がいない・・ということでした。
そこで今回は当社の考えを記させて頂きます。

当社は専任の営業マンがいません

完成した住宅、建物を売る為にはプロの営業マンが必要と考えますが注文住宅に営業マンが必要でしょうか。特に私達のような、1棟1棟建て主の要望を盛り込んだ1品生産の建物の場合、最初は土地だけが決まっていて後は全くの白紙の状態からお話が始まります。その地形を生かした利用方法や法規的条件、建て主の要望、予算等たくさんある条件をバランスをとりながら実現していく作業は、家を売る為の知識、作業とは全く異なります。

階段・廊下しかしながらほとんどの住宅メーカーには沢山の営業マンが働いております。そのほとんどの方々は設計をしたり、見積りをしたり、建築の管理をしたりすることを、他のいろいろな人や会社に依頼し、建て主と建築家の間に入り、伝達係りとして双方の調整をする役割をしています。場合によっては、調整する人がまた別に存在し、営業は建て主を探してくる事だけで、後のことは別の部署へ総て任せてしまう場合もあります。
建て主が営業マンとウマが合っても、建て主が選ぶことの出来ない実務担当者と上手にコミュニケーションがとれなければ理想の家は作れません。何か相談してもその場で答えが出ず、また答えが出るのにかなり時間が掛かったり、ややもすると、理解してくれていたはずの営業マンが実務担当の言い訳、弁解をする役割に変わってしまいます。そしてその間に建て主の「良い家を建てたいという熱意」がどこかで欠落してしまい、実際に現場で形にして行く職人に伝わらないという状態が起きるのです。

輸入住宅 階段・扉以前にお客様から「顔の見えるドンナのスタッフに代金を使わせて、自分の意思で建築した満足感が心地よい」という言葉を頂いたことがあります。また、建築が終わり、御引渡しをしてから一週間ぐらい経ったあとの、「一種の寂しさ」を、お話になる方もたくさんいらっしゃいます。これは最初から最後まで、同じ担当者が建て主と共に“一緒に建てた”という実感からくる御言葉と理解しております。

階段・窓そしてその結果、今までに建てて下さったお客様方が、陰ながら当社を応援し営業して下さっているのです。
「建てた後のお客様に支えられ、また私達がその方々のお家を末永く見守っていく」これが住宅建築に携わっている私達の理想であり、理念でもあるのです。
銀行や保険会社の倒産など、「何が大手?」を問われる今だからこそ自信をもってこの理念を貫いていきたいし、また貫くべきと考えているのです。
最後にこれからのお客様には「建て主のこんな家を建てたい」という熱意をどれだけ酌み、それをいかに誠実にこなせるか否かを、是非業者選びの基準にして頂きたいということも、一言付け加えさせて頂きます。

カテゴリー:話題

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